地味な修繕管理こそ 喜ばれる最高のサービス
住人のみなさんが気づかないような小さな修繕作業こそ、手を抜かず丁寧にやるべきだと私は常々考えています。これから多くの物件を預かる身としては、修繕管理もサービス業のひとつだと自覚した上で、住人のみなさんに満足していただくことを目標に、頑張っていきたいと思っています。
アパートやマンションの修繕管理は本当に地味な作業の繰り返しです。駐車場の白線引きや壊れた車止めの修理、夏の草むしりやアスファルトの修復、ゴミ置き場の掃除など、一見、住人のみなさんが気づかないような小さなことを、管理責任者としていち早く気づき、そしてすぐに修繕できるよう、お預かりした物件を日々細かくチェックするよう心掛けています。
もちろん、大掛かりな外壁塗装や屋根の補修作業も大事な修繕作業ではあります。しかし、それ以上に大切なことは、アパートやマンションの住人のみなさんが、不便や不快な思いをせずに日々の生活を営むことだと思っています。
元プロ野球選手のイチロー選手が、メジャーリーグの年間安打記録を破った際、記者会見でこんな言葉を述べていました。
『小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道』
あの天才と言われたイチロー選手ですら、小さいことをコツコツと積み重ねることで、前人未到の大記録を達成することができました。そう考えれば、私のような凡人が、常識を超えるような満足度を住人のみなさんに提供できるようになるためには、コツコツと小さな修繕管理の作業を積み重ねるしか方法はないと思っています。
小さな修繕管理を地道に続けていれば、住人のみなさんがいつ帰って来ても心地よい住まいを提供することができるようになります。多少、物件が古くても、雑草がキレイに刈られて、エントランスは常に清潔感があり、ゴミステーションがいつもキレイな物件のほうが、住人は「ずっと住み続けたい」と思ってくれるはずです。
極端な話、お預かりした物件から引っ越された住人の方から、「前に住んでいたアパートのほうが、ちゃんと管理されていた」と後悔してくれるぐらい、最高の居住空間を提供できればと思っています。
大規模修繕の事業を始めたばかりなので、最高の修繕管理サービスを提供できるまでには、まだまだ地道な努力が必要です。イチロー選手のように常識を超える高見を目指して、これからも真摯に仕事に取り組んでいきたいと思います。
代表取締役 志賀晶文