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2022/08/03 入居者激増大作戦

まだまだ入居者は増える 不動産屋一〇〇%活用術

  アパートやマンションの大家さんにとって、切っても切り離すことができないのが不動産会社です。入居者の募集や賃貸契約の業務のみを請け負う会社から、入居者の家賃滞納のチェックや物件の管理運営まで全業務を請け負う会社まで、不動産会社との付き合い方は様々といえます。

 しかし、大家さんの中には、昔から付き合いのある地元の不動産会社としか取引をしない人が多いです。新しい不動産会社に切り替えたり、複数の不動産会社と付き合ったりすることに抵抗感を持っている大家さんも少なくありません。他のサービスと違い、不動産会社はスイッチングする手続きが面倒なことに加えて、「昔から付き合いがあるから」「うちの物件のことを良く知っているから」と、あまり深く考えずに不動産会社を選んでいる人が多いのが現状です。

 冷静な視点で自分の取引している不動産会社をみると、入居者の募集に力を入れてくれなかったり、委託業務費が高かったり、サービス面で他社よりも劣っていることに気づくことも多々あります。特に高齢の不動産会社の経営者になると、業界の動向や情勢、新法などについていけておらず、気が付いたときには建物や書類に不備があり、大きなトラブルに発展していることも多いです。惰性で不動産会社と付き合いを続けていると、せっかくの財産であるアパートやマンションの価値が目減りしていくことも、デメリットのひとつとして考える必要があります。

 もちろん、不動産会社とは人と人との付き合いになるので、人情も大切です。しかし、数年おきに不動産会社を切り替えるぐらいの厳しい姿勢がなければ、これからのアパート、マンションの経営は乗り越えられないという厳しい現実があることも理解しなくてはいけません。

 最近では不動産会社を一社に絞らず、複数社とお付き合いするケースが増えています。テレビCMを流しているような大手不動産会社にも物件情報を掲載し、一方では地域密着の不動産会社に物件の管理運営をお願いするような、両者の得意分野を生かしてアパートやマンションを経営する大家さんが増えています。

 不動産会社と修繕会社の連携も必要不可欠です。大家さんが「家賃を上げたい」と言っても、入居者が入りにくくなることから、多くの不動産会社は家賃の値上げに対して躊躇します。しかし、大規模修繕の知識を持ち合わせている不動産会社は、修繕会社と連携が取れているので、入居者が増加するプランが共有できているので、家賃を上げることに対して前向きに検討してくれます。

  これから少子化を迎える日本において、ただ入居者を待ち続けるだけの不動産会社では生き残ることはできません。積極的に入居者を増やす施策を提案できる不動産会社でなければ、自分の財産を安心して預けられるパートナー企業とはいえません。

 なんとなく惰性で付き合っている不動産会社だからこそ、コミュニケーションを密に取り、厳しい目でチェックする姿勢が、これからの大家さんには求められるのではないかと思います。

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